3月4日(木)
   お仕事

午前中、訪問介護ヘルパーをしてきた。
事業所との約束を守り、最後の訪問であることを利用者さんに伝えず、
いつも通りに接してきた。

この仕事を始めて2年ほどは、担当した利用者さんが亡くなり
突然、仕事が休みになることがちょくちょくあった。

私が、訪問すると緊張の糸がプツンと、切れてしまうのだろうか?

人が亡くなることに慣れるわけではないけれど、
人が亡くなるのは、当然だと思えるようになった。
いや、そんなことは当然だとは思っていたが、日頃は忘れていた。

いつの間にか、利用者さんの家を後にするとき、
「では、また来週(^^)」と、言いながら
心の中で(会えるといいですね)と、つぶやくようになっていた。

今でも、ときどき気になることがある。
3年程前に見送った利用者Wさん。生涯独身で独居。
特に愉しみもなく、話題もない。「早く死にたい」を連発。
当然だと思う。健康でも、四六時中愉しいわけではない。

Wさんに買い物を頼まれたとき、
ほんの遊び心で、応募券の付いた食材をさがして購入し、
応募用紙をWさんに説明して渡してみた。

訪問するたびに、いろんな種類の応募用紙が増えていった。
Wさん自ら応募券をためるようになったのだ。
応募方法の説明、用紙の代筆、懸賞の品選びが私の仕事に加わった。
Wさんは「車が当たったらどうしよう?」とか、「海外旅行は付き添ってくれる?」
と、いろいろ心配が増えてしまった。

今でも気になるのは・・・
あんなにたくさん応募した中の一つや二つは、当たったと思うの。。。
なにが当たってたかな?ってね。


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