Winkなたわごと

14.定期検査 2005年8月1日
息子、中学最後の夏休み。
サッカーの大会で始まった。

管内優勝の夢は果たしたものの、
県大会への出場切符を手に入れる目前で敗退し、7月を閉じた。

一生懸命な子ども達の姿は、感動を与えてくれた。

一勝一勝していくたびに、並んで礼をしてくれる姿に
大きな拍手を送りながら、毎回、涙が流れた。

私は、癌を発覚してからというもの、
可能な限り、サッカーの試合を見に行った。

不思議なものだ、
健康な頃は、試合のための送り迎えを
そんなに貴重には思わなかったのだが、
癌の告知を受け、ものの限りやら、瞬間の大切さを感じるようになり、
一つでも多くの試合を見たいと思うようになったのだ。

管内大会が始まったとき、ふと思いついて、
感動をくれた子ども達に・・・
楽しませてくれたお礼に・・・
そんな気持ちから、「卒業記念に」と、
私は、3年生全員と、顧問の先生にストラップを作り始めた。
背番号と、裏側にはイニシャルをビーズで編みこんだ。

都合よく、市販の「部活ストラップ」というものを見つけたので、
ビーズのパーツと組み合わせて、なかなかいい感じに仕上がった。

背番号と、イニシャルの確認をしていくうちに、
「おばさんが、お守りを作ってくれてる」
などという噂が流れ、
息子から「お守りは、いつもらえるの?」
「早くくれなきゃ、意味ないじゃん」
なんて言われた。

ありがたいことだと思いましたよ。
中学生の粋がったヤツたちが、
「お守り」「早くもらえば意味がある」
などと思ってくれているのか〜
と、私は、それから大急ぎで作りましたねえ。

おかげさまで、管内優勝をした日に渡すことができました。
「お守り」なんて言われたからには、
「とにかく勝ってるときに渡したい」と、勝ち進んでくれることを祈りながら、
作りましたから〜
やっぱり、祈願のお守りと、言っていいかも?

そんなこんなで、延期してきた定期検査、
やっと、行ってきました。

じつは、首にぐりぐりしたものができてて、
「転移かも?」と、疑っていたので、ちょっと覚悟もいりましたので、
病院へは、サッカーの大会が終わってから行こうと、自分で勝手に決めてました。

それも、おかげさまで、リンパが腫れてるだけらしいので、
心配ないそうです。

やれやれ、ほっ。。。。です。

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